痛みと手当て

宗像市葉山クリニックの撫中です。片頭痛の診断時に側頭部の血管を圧迫することがあります。この圧迫で頭痛が軽減するかを観察するのですが、拍動を止めることが頭痛軽減の一番の要因になると思われます。人は痛いときに、痛い部位に手をもっていき、押さえます。無意識にその行動をとっていますが、この「手当て」が痛みを和らげる方法であることを経験的に知っているからです。炎症部位の血流を減じる効果と、もうひとつ精神的な安らぎを感じる効果とが「手当て」にはあります。もちろん、自分でするより、他者に実施してもらうほうが何倍も効果がある気がします。なぜかは、わかりません。