師走

宗像市葉山クリニックの撫中です。12月、師走です。師走は当て字で、語源は以下の通り諸説あり、正確な語源は未詳であります。 師走の主な語源説として、師匠の僧がお経をあげるために、東西を馳せる月と解釈する「師馳す(しはす)」があります。つまり、忙しくて奔走することから、来ています。ただし、産業別、職種によってその忙しさの程度には差があるようです。こと医療に関しては、疾病発症、病態の急変など、師走だからといってリンクしていません。医療従事者も年末年始の営みをするために、「マンパワー」が不足し、従事しているものは確かに「忙しい」となるかもしれません。忙しいと、病気は密接につながっていて、ストレスが重なったり、やるべき治療をする機会を逸したり、とマイナス面が多いかもしれません。一方、商売では忙しいは嬉しいことになります。しかし、いずれも限界があり、それを超えると忙しいは、マイナスになります。おそらく平時の考え、判断ができなくなるくらい余裕がなくなることがその限界点ではないでしょうか。「忙しい」はこころをなくす、と書きます。こうなる前に「忙しい」の「程度」を制御することが大切なことだと考えます。