2018.06.12更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。患者のことを英語でpatient、「patient」は、形容詞であり、「我慢強い、辛抱強い、忍耐強い」という意味です。つまり、英語のpatientは、「我慢する人間」に由来します。患者が我慢するものの代表は「痛み」です。『 pain』・西洋の「痛み」を表す言葉は、語源的に「罪に対する罰」の意味を有しています。「penalty (刑罰)」「punishment (処罰)」という言葉も、これから派生してきた言葉です。西洋人は、古くから体の痛みを人間の罪に対する神の罰として捉えました。 しかし、病気になることは「罪・罰」ではないことは明白です。従って、「我慢する人」でいることはないのです。最近では、医療において患者の権利を中心に「我慢するのではなく、主張・要求することが当たり前になってきました。「患者の人権」を最大限尊重しているアメリカの病院では、患者はもはや「patient」ではなく「client」と呼ばれつつあり、日本でも「患者の権利」を尊重しようと姿勢がうかがえるようになってきました。日本語の「患者」(患うひと)には「我慢するという意味は含まれていないようですが、「痛み」「医者の説明」など我慢することはほとんど欧米と変わりがありません。医師・医療は可能な限りすべての人の「痛み」を我慢させず、すぐに取り除くべきであり、ましてや自身が「我慢」させる対象になっていないか、自戒しなければならないと考えます。

 


 

投稿者: 葉山クリニック

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