卵の殻とストレス

宗像市葉山クリニックの撫中です。私は毎朝1個鶏卵を食べます。そのときに殻を割るのですが、なんだか最近、殻の厚みが気になります。

幼少時、祖母宅の庭には鶏が半放し飼いされていました。その卵の殻は堅かった印象があります。毎朝、割る卵は薄いです。卵の殻の厚みは、飼料、鶏の年齢、季節、かかるストレスに左右されるようです。昔と違い、採算ベースで資料などもコストパフォーマンスがしっかり計算されているでしょう。無駄のない内容のはずです。また、ストレスが鶏にかかると薄くなるようです。きっちり管理されたゲージの中で産卵している像が容易に浮かびます。やはり、放し飼いとの差はあるのでしょう。人も管理されるとストレスです。ただし、ひとは、その殻を固く閉ざします。外部から内面に入るのは、困難です。自分の殻を破るのも困難になります。ストレスの程度をコントロールすることは卵の殻以上に難しい話です。