限界

宗像市葉山クリニックの撫中です。人間の寿命の限界は150歳という研究結果を米ロズウェルパークがん研究所とシンガポールのバイオテクノロジー会社の研究チームが発表しました。1950年には47歳だった世界平均寿命が現在73歳にまで伸びている。100m走も研究によれば、9.27が限界と言われています。ふたつとも限界があるということは理解できます。つまり寿命も100m走も記録は伸びていますが、それには限界があるということで、無限に伸びないということです。でも、人間はその限界まで努力をやめません。陸上選手はトレーニングを、医学は研究を、それぞれ止めることなく、継続します。結果、記録は塗り替えられ、限界に近づくのです。しかし、その限界の概念は今の人間の能力を基礎に計算されています。生物には進化ということがあります。その能力も今のままではない可能性があります。そう考えると、限界は終着点ではなく、目標に過ぎないのかもしれません。そのほうがロマンチックです。