紫陽花の道

宗像市葉山クリニックの撫中です。梅雨時期に咲く花として紫陽花は卑近な花です。通勤路には3年前まで紫陽花の群生する道がありました。そこには老婆の姿があり、雑草に生息地を侵食されないように丁寧に世話する姿が見られました。しかし、今はすでに紫陽花は群生しておらず、老婆の姿も認められません。ほかに、同じ時間に散歩する人、黒いリュックで通勤する人、駐車している水色の車、新に認めた紫陽花の群生など変わらないものもあれば、かわるものもあります。紫陽花の花言葉は「移り気」「無常」だそうです。改めて変化してないようで、毎日変化していることを実感します。見慣れたものもある日突然、変わる。まさに無常な世界です。人はよくこういいます。「今までこんなことなかった。」と。変わらないと思ったものが変わっていく、これが現実です。