クリスマスの意味

宗像市葉山クリニックの撫中です。クリスマスはイエス・キリストの降誕祭であること、その由来は諸説ありますが、2世紀~4世紀頃のローマ帝国領内で、土着信仰の祭祀をキリスト教の降誕祭に吸収し定着させたものではないか、ということです。イエスが誕生した月日は不明ですが、4世紀初頭の教会では12月25日と定めていました。これは春分の日でもある3月25日の受胎告知からちょうど9ヶ月後です。世界各国でおおよそ採用されている、グレゴリオ暦の12月25日に祝います。クリスマスカラーの「赤」はキリストに関わる色であり、「太陽の炎」や「寛大な愛」を象徴し、「緑」は「生命力」や「永遠の命」を、「白」は「純潔」や「潔白」を意味します。毎年、クリスマスにケーキを食べる、少し豪華な食事をする、大切な人と過ごす、など宗教的な意味は知らずとも、なんとなく愛を感じる日です。その日だけでも慈悲深い日になる、そんな特別な日になっていること自体、偉大な日ではないでしょうか。