2016.08.30更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。今年の夏は猛暑で夜明けから、気温が30℃超えが続きました。最近、ようやく25℃を切り、本日は23℃でした。新聞をとりに玄関を出ると、まだ夜が明けていません。「dawn」と英語では表現するようです。すでにこの時間帯、夏が終わり、次の季節への兆しが確実に感じ取れます。日本語では、なにかの始まりを「~の夜明け」と表現しますが、英語でも同じです。「dawn」が夜明けという訳以外に、名詞、動詞ともに兆しや始まりといった意味で使用されます。人の感覚はやはり共通した部分があり、言葉にも反映されるのです。ただ、夏がおわるのが悲しいと感じる感覚はあまり多くないようです。気象異常が「通常」になりつつある現状では。

投稿者: 葉山クリニック

2016.08.21更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。診断するのに難渋するもののなかで少し不思議なものがいくつかあります。

腹部片頭痛、間歇期の長い群発頭痛、湿疹のない帯状疱疹、です。

腹部片頭痛は、小児期に腹痛、悪心、嘔吐がありますが、頭痛はありません。後年に片頭痛に移行します。群発頭痛は頭痛する群発期と頭痛のない間歇期があり、極端に長い間歇期があれば、一生に一度の頭痛ということも考えられます。帯状疱疹も初期には皮膚のピリピリ感はあるものの、皮疹はなく、そのまま皮疹が出ないこともあります。字面では、理解できますが、実診療で患者に直面したとき、頭痛のない片頭痛や、皮疹のない帯状疱疹などを診断するのは勇気が必要です。

投稿者: 葉山クリニック

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