七夕と書いて「たなばた」って読む
2020.07.08更新
宗像市葉山クリニックの撫中です。もともとは七夕と書いて「しちせき」と読んでいました。七夕を「たなばた」と読むようになったのは、日本古来の「棚機つ女(たなばたつめ)」の伝説に由来します。「棚機つ女」とは、神様を迎えるために水辺に設けた機屋に入り、棚機(たなばた)と呼ばれる機織り機で神様に捧げる神御衣(かみこ)を織りあげる女性の話です。(INTで検索)そして、中国の織姫と日本の棚機つ女が結びつき、七夕と書いて「たなばた」と読むようになったのだそうです。その他かにも、漢字でそのまま読めないのに、簡単に読んでいる言葉があります。もう一つ例を挙げると、「太秦」(うずまさ)です。太とは拠点の意味で、機織りの技術者集団の秦氏が朝鮮半島から京都に渡り、拠点としました。秦氏は大和朝廷に租税として絹布を納めていました。その絹布は「うず高く」積み上げられたことから、朝廷は「兎豆満佐(うずまさ)」の姓を与えたというのが定説でそれを太秦に当てたそうだ。偶然、機織りに因んだ起源で繋がり少し驚いていますが、読めない漢字には何かしらの謂れがあると考えたほうがいいのでしょう。
投稿者: