2016.02.25更新

宗像市葉山クリニックで内科・脳神経外科をやっております撫中です。「Morning headache」(朝方の頭痛)を経験することは稀ならず、あります。片頭痛は

睡眠不足、睡眠過多の両方で起こります。睡眠には、REM睡眠とNon REM睡眠がありますが、実は夢は両方の相でみているのです。ただし、REM期には、前頭葉の抑制がはずれているので、奇想天外、理屈に合わない夢を見、Non REM期には比較的単純な夢をみると言われています。頭痛は、Non REM期で起こりはじめ、REM期で頭痛に気づき、眼が覚めるパターンで「Morning headache」になるようです。Non REM期には深い眠りの時期を含み、非常にリラックスした状態で脳血管の拡張がおこり、頭痛となります。「休日頭痛」はこのように睡眠過多、前日のアルコールなどが要因となって出現するようです。このストレス社会、ストレスから解放される瞬間、あるいは解放されたときの行動の結果が頭痛に変化するのはなんとも皮肉な話です。意味は多少違うかもしれませんが、論語の中に「中庸」ということばがあるのを思い出しました。なにごともほどほどがよい、ということでしょう。

投稿者: 葉山クリニック

2016.02.15更新

全国的に昨日は大荒れとなり、「春一番」と称される強風が吹き荒れた。この強風で、クリニックの軒下にあった「つばめの巣」がひとつ路面に落ちていた。昨年、巣作りをした後、雀に追われ、空き家になっていた物のうちのひとつであった。いつまであるかと放置していたが、やはり風に耐えられず、落ちたようだ。変化というのは、いつも急に起こるもので、このまま永遠に続くと錯覚しがちだが、やはりそのときは来る。「病気」「寿命」も然りである。「今までこんなことなかったです。」と言われる。いや、その変化のときがきた、とこちらは考えるのだが、言ったほうはまだまだ受け入れができていないことが多い。残念、寂しい、いろんな感情が芽生える。それが整理できたとき、受け入れが完了する。すんなりいかないのが、人間の常だ。出来る限り、すんなりいくようにする事が「医師」の仕事のひとつと思って説明するように心がけている。

投稿者: 葉山クリニック

2016.02.05更新

喫煙はその目的がニコチンという化学物質を体内に吸収するための行為と言えます。何から摂取するかというと、ご存知「たばこ」です。ところが、タバコはニコチンを含む多くの化学物質の混合物です。その中には発ガン物質も含みます。つまり、ニコチンを欲すれば、同時に発ガン物質も付いてくる、という構図です。なんとかニコチンだけを抽出して「純粋なたばこ」ができないものか?実はできるのです。「ニコチンパッチ」という禁煙のための医薬品があります。技術があるのに、実行しないのはなぜか?やはりコストの問題でしょうか?その引き換えにおおくの発ガン物質が喫煙者に集積することになります。悪いことにニコチンには依存性があり、禁煙しなければ、附属している発がん物質が体内に取り込まれ続けます。これが、身近に存在する薬物依存の実態です。

投稿者: 葉山クリニック

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