2021.04.03更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。先日YouTubeで「ホンマでっかTV」に出演されている竹田先生が人間の幸せは「物質」「情報」「絡合」で成立する旨の講義をされていました。確かにその説は他にも散見されます。前2者は理解ができますが、絡合(らくごう)は聞いたことがない言葉でした。字面どおり、係わりあうということです。生物は単細胞で発生し、多細胞生物へと進化します。多細胞生物になり、手も足も目もできたのですが、独りぼっちではうまく生きらず、多細胞生物が集合し、絡み合うことで初めて生きていられるということです。自分はひとりで生きていると言った方がいたとします。あまり周囲には幸せそうには見れないと思いますが本人がそう感じているのならいいのかもしれませんが、多くの方が他者との係わりを欲するように感じ、そこに幸せを感じているように思います。ただし、その係わりで悩んだり、苦しんだり、結果、幸せではないと感じたりもするでしょう。しかしなぜ、絡合するかは不明です。イワシの「群れ」がおおきな魚に対抗して巨大な群れを作るのは防衛本能からということは理解できますが、どうやって群れの両端の個々のイワシは連絡を取っているのかこれも不明です。人間の絡合は複雑でイワシの比ではありません。データ的にも独身の男性は寿命が短いというデータがあります。しかし、形の上で独身でも絡合があれば、その説は履がるでしょう。仁徳天皇の「民の竈はにぎわいにけり」というお言葉も、絡合しなさいという深い意味が込められているそうです。

 

投稿者: 葉山クリニック

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