地磁気
2020.09.02更新
宗像市葉山クリニックの撫中です。地球の生命体が生きていくためには多くの条件が必要です。そのひとつに地磁気があることを最近知りました。地磁気は太陽風から地球を守る役割を果たしています。ところが、地磁気は徐々に弱まる傾向を見せていることが、長年の研究から明らかになっています。欧州宇宙機関が打ち上げた地磁気観測衛星「SWARM」の観測データによると、地球の地磁気は「10年間で5%」というペースで強さが減少していることが明らかになってきました。特に南太平洋に大きな地磁気の弱いエリアがあります。この辺りではいろいろな電波障害がすでに出ています。これまでの周期で磁極の逆転が起きるのであれば、80万年の間に2回や3回、それが発生していても不思議ではありません。。もしかしたら、人類はもう間もなくその現場に居合わせることになるのかもしれません。磁極の逆転が起こった場合、人類を壊滅的な事態が襲うでしょう。世界中のナビゲーションシステムは破壊され、太陽から有害な放射線が降り注ぎます。地球上のあらゆる生命が危険にさらされることになります。地球温暖化など比較にならない規模と程度です。むしろ酸素にしろ、二酸化炭素にしろ、大気が磁気とともに放射線の直撃を防いでくれています。もし、地磁気が消失したら、大気が太陽風で吹き飛び、地球は火星のようになるでしょう。人間の存在はなんと小さなものであるか痛感します。
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