2017.09.26更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。皆さん、すでにご存じのことかもしれませんが、私が最近認識を新たにしたことを書きます。笑うことは、糖尿病では、インスリン、リウマチでは、ステロイドの効果をはるかに上回るということが過去の論文で示されています。いずれも薬剤と「漫才」「落語」との比較でのデータでした。あまりの効果に医学雑誌もそれぞれ顔写真入りで掲載したほどでした。一部には漫才コンビの名称が新薬だと勘違いした患者からの問い合わせで某大学が大変混乱したというエピソードもありました。「笑うこと」がそう頻繁にできないような環境にいる方もいらっしゃると思います(重い病気に罹患されている方など)。だから、笑えない、と。しかし、意外と脳組織は簡単に騙されるのです。箸をくわえることで、笑顔の形ができます。これを脳組織が「笑った」と認識するのです。これなら、本当に気持ちが笑う状況でなくても笑えます。人生笑ってばかりじゃいられない、と反論される方。喜納昌吉の「花」という歌に「泣きなさい、笑いなさい」という一節があります。シクシク泣く、ハッハと笑う(4*9=36、8*8=64 足して100)。笑うことが少し多い生活は健康になるのではないでしょうか?

投稿者: 葉山クリニック

2017.09.01更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。オリオン座は冬の星座とばかり思っていましたが、2日前、朝5時、新聞受けで、東の空にオリオン座を見ました。まだ夜明け前でしたが、個人的には8月にオリオン座をみたのははじめてだったので、驚き、感動しました。調べてみると、春に西の空に消えたから、この時期に再び東の空に現れる、ということです。確実に季節が移り替わっていることの証です。夏の終わりに感傷的になっていたら、もう冬の前触れに触れました。ぼんやり過ごす毎日であったことを悔いる日々です。時間を大切に使う、やれていません。

投稿者: 葉山クリニック

2017.08.26更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。まだまだ残暑厳しく高温、熱中症に注意が必要な時期です。しかし、地球の公転は確実になされており、すでに8月上旬、早朝に秋風を感じました。そして昨今は、新聞をとりに行った際の空がまだ夜空で、金星がひと際輝いていることに日が短くなっていっている実感を覚えます。個人的には「夏が終わる」ことに一番悲哀を感じます。また、来年、夏は来ます。命があれば、。平均寿命を考慮すれば、その「来年」もあと20回程度。当たり前ですが、学生のときには考えもしなかったことです。今年初頭、同級性が自らの命を絶ちました。しかし、少し前なら、早い、と強く思ったはずですが、年齢についてはあまり感情はわかず、友人の無念さばかりに気持ちが動きました。早晩、自分も流れの中で命は尽きる、ということが確実に実感され、すでに数えられる範囲にあるからでしょう。今年の夏は単に「夏の終わり」を感じるばかりではなく、人生の終着についても感じざるを得ない夏になりました。

投稿者: 葉山クリニック

2017.08.10更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。かつて「個人情報保護法」が施行され始めたころ、まだ運用に慣れていないひとが多く、その対処に難渋したことを思い出しました。第3者が他人の個人情報を扱う場合、本人の同意が必要だというのがこの法律の大原則です。しかし、こと健康に関する情報になると、第3者が他者のためになるなら、と本人の同意を得ず、情報を扱おうとする場面が多くみられたのです。そして、必ず「その人のためになるから」ということを根拠に、同意を得てない利用がだめだ、ということに納得しなかったのです。決して悪意のある話ではなく、むしろ善意からでたことです。医師は患者のためになるから、といって治療行為を提案し、承諾してもらい、実行することを日夜繰り返しています。病気が治ったり、症状が軽減したり、結果がいい場合、あるいは、副作用がでたり、患者が望む結果に到達できなかったり、と結果が出ないこともあります。「患者のためにならなかった」のです。結果がいい場合でも患者が満足していなければ、やはり、だめです。このように「ひとのためにすること」と本当に「そのひとのためになること」が微妙にずれることがあります。受け手が結果に満足せず、本意でなければ、どんないい結果も「そのひとのためにはならないのです」。そして、これらは、結果をみてから、判断されるので、取返しが尽きません。どこにも悪意がないことが一番辛いことのように感じます。

投稿者: 葉山クリニック

2017.08.02更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。いや~暑いですね。こんなに暑いと体調維持が難しくなります。そんなわけで、「夏季うつ病」なることばもあります。主に、体調不良から、感情障害をきたすようです。感情障害はきたしませんが、この夏、「熱中症」になりました。汗が出て、頻脈になり、立ちくらみ、眼前暗黒、手指のしびれ、筋痙攣、非常に危ない状態でした。これらは、すべて「熱順応」ができてないために起こります。少しずつ気温、湿度に慣らせばいいのですが、諸事情により、そうもいかず、急に炎天下に出ることによって発生してしまいます。「夏フェチ」だったのですが、ここ3年連続して起こしています。もうそろそろ確実に「熱中症」になる前提で行動しないといけません。自分の頭の中の年齢と実年齢のギャップを人並みに感じる今日この頃です。

投稿者: 葉山クリニック

2017.07.13更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。7月上旬に2つの同窓会がありました。1つは40年前の浪人生時代の仲間の集まり、もう一つは30年前の仕事仲間の集まり。思い出話に花が咲き、楽しい時間を過ごしました。ただ、記憶というものは曖昧なところも多々あって、思い出も人によって変容していたりします。最近2人の物理学者が時間は存在しないという論理を発表し、話題になりました。また、別の概念では、過去、現在、未来、これらは一方向性に流れているのではなく、同時に存在する。つまり、記憶として、自分の中に同時に存在するものである、というのです。だから、40年前の記憶も、5分前の会話で書き換えられてしまい、それが40年前の出来事になる。一億年前の化石も5分前にわれわれの頭のなかで1億年前と記憶すれば、それが事実となる。では、思い出は幻想にすぎないのか?40年前の受験の時、浪人生だった私と友人が同じ大学を受けたことを私は明確に記憶していますが、友人には記憶がありませんでした。その記憶(過去)は現在の自分には、「過去」として存在し、友人には「過去」として存在しません。やはり、時間とは、自分の中、記憶でしかないのでしょうか?ただ、その自分の記憶でしかないものも共有できる記憶をもつものが複数いれば、思い出として成立し、とても情緒的なものに変わります。存在という物理的な概念からは、離れて「幻想」でもいいじゃないか、と思わせるほど、心地よい「時間」を過ごせます。このことは紛れもない事実です。

投稿者: 葉山クリニック

2017.06.30更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。つばめの姿が見れなくたって3日。巣はきちんとしたかたちで残っています。止むにやまれず、中をのぞいてみました。卵が5個きちんとならんでいました。最終親鳥うぃ見かけたとき、1羽でした。子育て放棄はやはりよく起きることで、一番の理由は、危険が迫ったこと、次に片親になってしまったこと、などです。天敵がたくさんいて、今年はなんとか巣を襲われないで産卵までこぎつけたのですが、、。本当に自然は厳しいです。人間にも幼児虐待の一表現に「neglect」(育児放棄)があります。現状で確かなことは子供に責任はないこと、子供が不安になること、だけです。親の考え、言い訳はつばめのように自身に危険が迫っているから、というのはあまりないようです。

投稿者: 葉山クリニック

2017.06.15更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。毎年、つばめの産卵について報告しています。ただ、今年は、波乱万丈、つばめ模様も複雑です。まずは、事実関係ですが、今年4月中旬につばめは3羽が現れました。なんとか番になり、巣作り完了。するとある朝、巣が半壊していました。気を取り直して、修復するも、再度、もう一羽が現れ、争いのなかで巣がまた半壊。その翌日、番は来ず、一羽のみがもの言いたげに近くの電線からこちらを眺めていました。それから3週間、半壊した巣は廃墟と化し、つばめも飛来することはありませんでした。それが、ここ数日、ふたたび番が出現。と同時にもう一羽も現れました。一日争っていましたが、どうやら番のみとなり三度巣作りし、今、完了しようとしています。まだ、産卵していないようですが、。この2か月間、観察している人間は、つばめの行動に一喜一憂、翻弄されっぱなしでした。三年目の夏、今年三度目の巣作り。なんとか子育てをみたいと期待しつつ、見守る日々です。

投稿者: 葉山クリニック

2017.06.03更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。人間は一生に20-25億回の心拍を打つといわれています。心拍が早いと寿命が短いという計算が成り立ちますが、そう単純ではないのです。適度が運動が心肺機能を強化し、平均の心拍数が減少することもわかっています。しかし、運動中は心拍数が多くなるわけで、「適度」というのがなかなか難しく、確定しがいのです。数的には決めがたいのですが、経験的には、やはり、歩行、ジョギングなどを実施したほうが健康で寿命も長くなるといわれています。一拍一拍が寿命の終焉へのカウントダウンかと思うと切ないです。また、コントロールできそうでできないことのような気もします。やはり、「その時」を自然体で迎えることにしたいと思います。当面、具体的な「その時」を迎える予定はありません。

投稿者: 葉山クリニック

2017.05.24更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。私は毎朝1個鶏卵を食べます。そのときに殻を割るのですが、なんだか最近、殻の厚みが気になります。

幼少時、祖母宅の庭には鶏が半放し飼いされていました。その卵の殻は堅かった印象があります。毎朝、割る卵は薄いです。卵の殻の厚みは、飼料、鶏の年齢、季節、かかるストレスに左右されるようです。昔と違い、採算ベースで資料などもコストパフォーマンスがしっかり計算されているでしょう。無駄のない内容のはずです。また、ストレスが鶏にかかると薄くなるようです。きっちり管理されたゲージの中で産卵している像が容易に浮かびます。やはり、放し飼いとの差はあるのでしょう。人も管理されるとストレスです。ただし、ひとは、その殻を固く閉ざします。外部から内面に入るのは、困難です。自分の殻を破るのも困難になります。ストレスの程度をコントロールすることは卵の殻以上に難しい話です。

投稿者: 葉山クリニック

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