2022.11.09更新

宗像市葉山クリニックの撫中です。人間の体の寿命が尽きても、意識をコンピュータなどの機械に引き継がせる「意識のアップロード(移植)」によって、死を意識することなく生き続ける研究に取り組んでいる方がいます。東京大学大学院工学系研究科 准教授の渡辺正峰氏です。先生によると、インターフェイスの開発が進めば、人間の意識をコンピューターにアップロードし、肉体を持たなくても人間の意識は存続させられると言います。すでに、頭部にセンサーを付け、ドローンの操縦やロボットアームの操作は実用段階ですし、「思考」がロボットを動かすことは可能となっています。しかし、人間が死を迎えると、「思考」が消滅するため、ロボットは動きません。ところが、前述した「意識のアップロード」ができれば、死の後もその人の意識が受け継がれ、ロボットは動きます。つまり、脳はコンピューターという機械、肉体は機械に変わり、その人は意識を継続させられるということになります。これは生きている、ということなのか?生きる定義によって変わりますが、現実、人間の細胞も6か月後にはすべて入れ替わっていると言います。6か月前の自分と現在の自分が同じと言えるのか、と言えば難しいです。だからたとえ機械となってもそれは自分ともいえます。あと20年くらいで実現可能とのことです。

投稿者: 葉山クリニック

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