2023.02.03更新

宗像市ハヤマクリニックの撫中です。今回は趣味のゴルフのパットにつての私見を書いてみました。

 

cos パット理論

 初めに、以下の原則があることを認識する。
原則
① 人間の視覚情報による運動調節は案外正確である。従って、目標物に直接向かうほうが簡単で、逆に目標(実際のカップ)が視野内にあるのに、それ以外のもの(仮想カップ)に向かうことは困難である。実際には、結局、無意識に目標物に向かって運動(打つ)する。

① の原則を踏まえて以下に、実際のCosパットの仕方を説明する。

簡単に言うと、パターフェイス面を曲がり幅に合わせる。カップとボールを結ぶ直線に対し、パターのフェイス面を開いた状態(フック)、閉じた状態(スライス)でセットし、その後はあくまでカップに向かって直線的にストロークする。

例フックライン(図1)
1.仮想カップあるいは曲がり幅に合わせてパターのフェイス面を開く(角度θ)。
2.実際のカップに向かって直線的にストローク。距離感は自身の距離感で。
3.芯で打つ。(パターの形状に関係なし)

 

 

パターのフェイス面とボールの接点はストローク方向(ボールの芯)よりずれがある(図2)。このずれはθが大きくなるほど、大きくなる。その時、常にボールには、グリーンの傾斜に対し、やや横方向の逆回転(フックラインならフライス回転、スライスラインなら、フック回転がかかる)がかかるため、若干曲がり幅を大きくなる(実際はほとんど考慮しなくていい程度)


例スライスライン
1. フックラインと同じだが、パターのフェイスを閉じてストロークする。
2. 出球が体方向にくるので、スタンスはややオープンでもよい。
3. あくまで、ストロークは実際のカップにする。
利点;
1. 原則に示したように、フェイス面の開閉の角度を決めた後は、見えているカップにストロークするだけ。仮想カップないし、目標はいらない。
2. 実際のストロークより、cos θなので、弱くなる;打ちすぎない(F>Fcosθ)
3. カップが視覚にある場合、フック、スライスラインがプロラインに行きやすく、はいる確率が上がる。
4.ロングパットのときは、実際のカップが見えないため、仮想カップまで(2-3m先のスパット)、同じように利用が可能な場合もある。
欠点
1. スネークラインなどに使用するには限度がある。パットの距離は打つときに視野内にカップがあるくらいまでが限界と考える。
2. ショートパットでも曲がり幅が大きい(θが大きい)とストロークの力加減が難しい;cosθが小さくなるから。 
3.θの大きさは0°<θ<45°くらいまでが限界である。

投稿者: 葉山クリニック

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