2023.01.26更新

宗像市 葉山クリニックの撫中です。10年に一度の寒波の中にいます。雪が舞います。雪もいわゆる粉雪、ボタン雪と肉眼でも性状の違いが分かるときがあります。しかし、雪の結晶は六角形です。なぜ、六角形かというと、雪は水蒸気、つまり水からできていてH2Oでこれらが結合するとき三角錐になります。それらがさらに結合すると六角柱になって成長します。水蒸気が多く、温度が-15℃前後だと、枝が発達しやすくなります。それより少し温度が低いか、または少し高い状態だと、板が発達しやすくなります。水蒸気の量が少ないと、成長がゆっくりになり、多くは六角柱そのものが成長します。六角柱は、-4℃以上で平面方向(平べったい)、-4~-10℃で長軸方向(細長い)、-10~-22℃でまた平面方向、-22℃以下ではまた長軸方向に成長するという法則があります。つまり、ずっと-22℃以下でただよっていると六角柱がすごく長くなり、柱や針のような形になります。普段、雪は風情のあるものから、災害にいたるまで、人間生活に影響を及ぼします。その時々で降雪を恨んだり、喜んだりです。自然に意志はないのですが,ヒトはそこに理由を求めたいものです。人力の及ばない何か、の存在を考えるものです。ヒトも自然界の一部であることを一瞬、意識するときが降雪のときです。

投稿者: 葉山クリニック

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